報告:第1回たたら製鉄における玉鋼について
年の瀬が近づき、今年もあとわずかになりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年の2月に清明日本刀鍛錬場にて、第1回たたら製鉄(試験操業)を行い、約5.8㎏(注:容器の重さ1kg)の玉鋼を製鉄いたしましたが、本日、新名刀匠により玉へしが行われました。
選別過程で細かくなった玉鋼を火床で溶解して卸し鉄(おろしがね)にしたあと、成形して平らにしました。
最終的に鍛錬で使用できる豊後鐵は
400グラムになりました。
大きさは、12cm×7cmでした。
1世紀以上途絶えていた豊後の砂鉄で作る、豊後刀復活への第一歩です。
意義のある400gです。