たたら製鉄 ②たたら & 支部勉強会
寒さも和らぎ、春の気配が感じられるようになってきました。
今回の活動は新名刀匠主催による、たたら製鉄操業計画です。
2月24日早朝より、たたら製鉄を開始しました。昨年9月に大野川上流で採取した砂鉄を玉鋼にします。
その前に準備しなければ、たたらは出来ません。前週の18日(日曜)に炉の準備をしました。
藤田勝久氏(村下)指導の下、炉の内側に土を貼り付けます。
※村下(むらげ) たたら操業を行う長、責任者の事。
粘土製の炉壁は反応の触媒・不純物の排出など、極めて重要な役割を果たします。
炉は三分割出来る構造になっており、順に組み立てていきます。
清明日本刀鍛錬場としては初の試みなので、当日は愛媛県から藤田 宗久氏(三郎國宗)刀匠と、藤田勝久氏 (村下)をお招きし、たたらの製鉄方法をご指導いただきました。
また、午後1時からは大分支部勉強会として、大分県立歴史博物館 主幹学芸員の平川毅 氏を講師としてお招きし、「古文書に見る豊後刀製作」というテーマで講演していただきました。
参加された皆様、お疲れさまでした。
たたらを指導して下さった藤田國宗刀匠、藤田勝久氏 ありがとうございました。
支部勉強会で講師をして下さった平川毅氏 ありがとうございました。