令和5年 清明日本刀鍛錬場 火入れ式
大分支部自体の活動ではありませんが紹介させていただきます。
2023年1月9日 大分県の刀鍛冶である新名刀匠(刀匠名:平 清明)の鍛錬場
「清明日本刀鍛錬場」に於いて令和5年の火入れ式が行われました。
9時半より新名刀匠の火起こしの槌の音で儀式が始まりました。
鉄の棒を叩いて火をつけるのは簡単そうに見えるのですが、とても難しいです。
叩く位置・速さ・持久力。普通の人ではまず火はつきません。
槌の扱いに慣れた刀匠だから出来る技です。
火床(ほど)に火が入りました。祭壇から玉鋼を下ろし、玉へしをして奉納します。
大槌の重さは約7kgあります。最初は玉鋼を均すように弱めに打ち、次に3人で打つ。
リズムと力加減を考えながら大槌を正確に打ち下ろすのはとても凄い事です。
伸ばした玉鋼を細かく砕き、神様に奉納します。
奉納後、刀職者・斬士の紹介がありました。
斬士の方が演武を披露してくれました。
型・斬りの演武はとても見応えがあり格好良かったです。
この後、斬士の皆さんには藁と竹を思う存分斬りまくってもらいました。
お昼過ぎからは新名刀匠、興梠刀匠、上野刀匠、横溝君で公開折り返し鍛錬を行いました。
刀匠の解説と逸話などでとても分かりやすく、楽しく鍛錬を見学出来ました。
楽しい時間はあっという間に過ぎます。気付けば日も傾きはじめていました。
これにて令和5年 清明日本刀鍛錬場 火入れ式の全行程が終了しました。
関係者各位、お疲れさまでした。
最後になりましたが、皆様、今年も一年宜しくお願い致します。